こんにちは、今日は中国語の慣用表現を3つ紹介したいと思います。今日紹介する3つの慣用表現は、中国の日常会話でよく使用されています。特に買い物に関する話しをするときに役に立つと思います。
1. 挑花眼
挑花眼
は「
選択肢が多すぎて選びにくくて迷う
」という意味です。
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挑
は「(ちゃんと考えて)選ぶ」を表す言葉です。
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花眼
は「視力がぼやける」を表す言葉です。
直訳すれば「ちゃんと考えて選んでいると、視力がぼやけてしまった」という意味になります。
このことから選択肢が多すぎてどれを選んだらいいかわからない状況を表現しています。
例文
百货店的衣服太多了,而且都很好看。我已经挑花眼了,不知道买哪件好。
百貨店にはたくさんの服があり、どれも素敵です。 迷ってどれを買えばいいのかわからない。
もちろん買い物以外の場合にも使えます。例えば:
例文
我给我闺女介绍了很多不错的男人,但是她一个都不满意。估计是挑花眼了。
私は娘に多くの良い男を紹介してきましたが、彼女は一向に満足しない。きっと紹介しすぎて選びにくくて迷っていると思う。
2. 一分钱一分货
一分钱一分货
は「
品質が変われば値段も変わる。値段が安ければ品質も悪い。値段が高ければ、品質もいい
」という意味です。
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一分钱
の
分
は貨幣の単位です。
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一分货
の
分
は物の品質を表します。
直訳すれば「一分の金で一分の品物を買います」という意味になります。
今の中国の貨幣単位は1元=10角=100分と定められています。
しかしながら市場で使われる「分の貨幣」は安すぎるため、1990年以降はほとんど使用されなくなりました。
一分钱
を見ると日本語での「安物買いの銭失い」的な意味合いに感じてしまうかもしれません。
しかしこの言葉は
「金額が高い物の品質は良い」という意味にも使用される
ことに注意が必要です。。
例文
百货店的东西虽然很贵,但是一分钱一分货,他们的质量也非常好。
百貨店のものは値段が高いですが、値段が高ければ、品質もいい。百貨店では品質もとてもいいと思う。
例文
一分钱一分货。要想好东西就得多花钱。
品質が変われば値段も変わる。品質がいいものが欲しいなら、もっとお金をかける必要がある。
3. 划得来
划得来
は「
割に合う、引き合う
」という意味です。その否定は
划不来
です。
かけた時間、努力、値段に対して、効率がコスト以上に良い状態を示すときに
划得来
を使います。
逆に効率が悪い時に、
划不来
を使います。
例文
花几块钱保险费,使财产得到保障,还是很划得来的。
いくらか保険料を払って財産が保障されるなら、割に合う。
例文
你们觉得新年福袋划得来吗?。
お正月の福袋はお得だと思いますか?
例文
为了一点加班费,天天加班消耗自己的身体是非常划不来的。
少しの残業代のために、毎日残業して体を消耗させるのはもったいない。
4. おわりに
この記事では、挑花眼、一分钱一分货、划得来について解説しました。これらは私たちの生活でよく使われる慣用表現です。中国人の友達や同僚がいたら、彼らをほめる時に使ってみましょう!
你们觉得花一点时间看这个博客划得来吗
?